「速水先輩って本当にかっこいいよね。次々にシュート決めていくんだもん! もう惚れちゃうよ…」



わたしはずっと、速水先輩を目で追いかけていた。



次々に華麗にシュートを決めていく速水先輩にほの字寸前になっていた。



「あんたはもう惚れてるでしょ。ほとんど毎日体育館まで来てこうやって速水先輩ばかり見てるんだから」



「そうだね! でもなぁ…」



わたしには、大きな悩みがある。