「なんでだよ⁉︎」
「先輩は疲れてないからです。」
あたしがそう言うとはぁ⁉︎と大きな声を出されたから思いっきり嫌な顔をしてみた。
「なんだよその顔。てか、なんで疲れてないと思うの⁇」
本当に不思議そうにに聞く先輩にちょっと笑えてくる。
「だって結城先輩スポーツ得意でしょう⁇なんでもできる完璧さんってイメージが…」
「まぁなぁーたかが体育祭の練習で疲れたりなんかしないわな」
「……………」
どうやらこの人も人の話を最後まで聞かないタイプらしい。
あたしはそれ以上何も言わず、自販機にお金を…
「忘れた…」
マジですか。なんでこんな7月の暑い日に、しかもすごく喉が渇いてるのに。
「ん⁇どうした⁇」
あたしの手元を結城先輩が覗き込む。そしてあちゃーと一言。
「しょーがない、貸してやるよ。」
「え、そこはおご…」
「やだ」
あたしは冗談で言ったのに本気で嫌そうにしかも最後まで話を聞かないから、ぷはっと吹き出してしまった。

