「みなさん、私の名前は青木です。一年間よろしくお願いします。」 先生はニコッと可愛らしい笑みを浮かべてみんなに言った。 「よろしくお願いします」 まだ慣れていない、緊張感のこもった声で返した。 「それでは、ぞうきんとビニール袋を後ろから集めてください。」 そう先生が言った時、やばっと思った。 あちゃー…忘れた…みんなやっぱり持って来てるよね… そう思い隣を見ると女の子がオロオロしてるのが目に入った。