「高木!」 「え、五十嵐?」 玄関のところで、クラスの奴と話している高木を発見した。 「どうしたの?そんなに慌てて」 「長澤は!?」 「楓子?」 その大きな目を、パチクリ瞬きさせる高木。 「もう帰ったと思うけど」 「! マジか…」 くそー! 今ならイケる、って思ったのに… 「なに? そんなに大事な用事?」 落胆する俺に、ニヤニヤとした笑顔を見せてくる高木。 どうせお見通しなんだろ。 「あぁ! めちゃくちゃな!!!」