不器用男子の告白の仕方。






…今日、いつもとはちょっと、違う反応を見せてくれたから




…もしかしたら。って思ってたのに。




(やっぱり、俺のことなんてどうでもいいよな…)




俺の武器はどんな状況でも強気で攻め切れるところだ。



思い切ったシュートが打てることだ。




…でも




アイツのことになると、ちょっとしたことで自信をなくす。




すぐに弱気な自分が顔を出す……





(はぁー…)




コーチから、今日行うゲームの説明を一通り聞いて、コートに入ると






「…っ」



思わず、足を止めてしまった。





「おいボヤッとすんな、1年。気合い入れろ」



2年の先輩が、俺の背中をバシッと叩いて追い抜かしてく。





「…当たり前っすよ」




ドアの隙間から、コソコソ中を覗いているアイツに



気付かれないよう、こっそり微笑んだ。