そうして俺は…






“好きだ”





そう書いたルーズリーフを、部活が終わった後、そっとアイツの下駄箱に入れた。





あえて名前を書かなかったのは





…見つけて欲しいって思ったから。

気付いて欲しいって思ったら。





こんなに俺は、アイツを想ってるのに



全く、気付かないアイツ…





ラブレターの送り主を、必死になって探せばいい。




そんで、気付けよ。




…誰が自分を好きなのか。





誰が自分を、そういう目で見てんのかって…







気付いて、戸惑って、そんで…




俺のこと好きになれ。