不器用男子の告白の仕方。





ちなみに、運良く長澤と同じクラスになれた俺…




ドキドキしながらも、入学式を終えたばかりの教室で、俺は長澤に話しかけた。




…俺、中学の時はバスケばっかで女子と付き合ったことなんてもちろんねーし。


好きな奴とかも、ましてや女子に自分からあんま話しかけたこともないし。




かーなーり勇気出したっていうのに…!!





「…誰?」




なんて言われたんだぞっ!?



俺は思わず唖然としてしまって


ガーン、とまるでマンガに出てきそうな効果音が、頭の中で盛大に響いて




気付いたら




「…はぁあ!?お前っ…どんだけ記憶力ないんだよ!?」



「は…え!?」



「バーカ!!」



「はい!?」





…そんで、今にいたる。




…もとはといえば



アイツが全部悪いんだ。




俺ばっか、アイツのことを思ってて




アイツは俺のことなんて、微塵も頭の中にない。





だからなんとか気を引きたくて、



気付いたら口から出てくるのは…暴言の嵐……。