結局午前の授業は身に入らず
体育の時間を迎えた。

『えーー!!今日外周なの!?』

愛花が嫌ぁな顔をしている。

『しーは休むでしょ?あんた喘息持ってんだから』

『うん、、そーだね』

って、いった時聞こえたのは

『ラッキー☆今日1組の男子も一緒だよ』

えっ?

『彩華〜大野くんと走ってきなよ〜』

今野さんを茶化す友達たち
でも、決して今野さんは嫌がる素振りを見せなかった。

本当に一緒に走るのかな?
そう考えるとムカムカしてきた

『愛花!私今日走るよ?』

『はっ!?あんた何いってんの!?』

『忘れてたんだ!病院の先生に喘息の症状は改善されてきてるから、走っても大丈夫だって言われたの!!』

『本当に?しー嘘ついてない?』

ギクっ!!

『ううん!!ついてないよ!』

ごめん愛花、本当はそんな事言われてない。むしろめっちゃ悪くなってます。
だから、走ったらダメなんだ。
でも…伊吹が今野さんと仲良くしてるのみたくないから

『本当だったらいーんだけどさ。私しーの片思いは応援するよ?でも、それでしーが無理して何かあったら私は応援しない。』

そうだよ。
まさに、私は伊吹に嫌われてるのに
それでも好きだから