憂鬱感を持ったまま準備を終えて
自転車にまたがって待っている伊吹の所へ向かった。
『遅くなってごめんね。』
いつもより少し遅れたのでわたしは謝った
でも、彼からはなんの返事もない。
ちぇ、なんか言ってくれてもいいぢゃん。
私が捻くれていると、、、
『早く乗って?学校遅れる、、。』
さっき、何も言ってなかったのに
急に喋り出したから驚いた。
驚いて固まっていると・・・。
『まだ?』
あっ、少しイライラしてる。
『ごっごめん!!今乗る!!』
そして、私は自転車の後ろに乗り伊吹が自転車を走らした。
自転車に乗ってる時はなるべく伊吹に引っ付かないようにしている。
前、俺に触れないでって言われてるから。
だから、毎日背中を見つめてるだけ。
なんだか寂しいな・・・。
