もう一度、最初から

駄目だ。

逃げなきゃ。


逃げなきゃ!


逃げなきゃ!!!!


あたしが、くるっと踵を返して男が立ち塞がっているドアの、反対側へ走りだそうとするのと、男がぐっとあたしの手首をつかむのがほぼ同時で。

信じられない強い力で、引き寄せられ、床に叩きつけられる。


痛い。

信じられない。

逃げなきゃ!!