もう一度、最初から

「朱里さんは目立ってましたもんね」

あたしの心の中を見透かしたように、イケメン(疑)店長改め、エノキがにこやかに微笑む。


そうなのだ。
あたしは正直、目立っていた。

回りがみーんな真面目なガリ勉タイプだったので、ちょっとギャルっぽい格好をするだけで、注目の的だった。

共学だったけど、学校の男子には目もくれず、同じくギャルメイクでキメキメの友達と、放課後は駅前の賑わう辺りでたむろしてた。

近くの、私立校の派手目の男子と遊ぶことが多かった。

基本的には真面目なので、遊ぶと言ってもカラオケ止まりのかわいいものだけど、回りからは、随分派手に遊んでいると思われていたと思う。