***** 柚希さん、怒ったかな……。 身体はベタベタで、一刻も早くシャワーを浴びて、ゆっくり休みたい。 でも、全身ベタベタな今の状態が、どん底の気分にマッチして、妙に気持ちいい。 大通りに面した公園にふらりと入る。 ベンチに腰掛け、空を見上げる。 あたし、なにやってるんだろね。 エノキは、もう答えを出したんだから。 抜けるような青空と、足元の砂と。 あたしは、今日のこの日を想い出に出来るのかな? あの頃はどん底だったなーって、笑える日は、来るのかな? 「……朱里さん?」