幻のお姫様**

すると、樹君は少しションボリした感じで

「…ごめん。」

と謝ってきた。

うぅっ……
そんなにションボリしないでよ……
これじゃあ私が悪いみたいじゃん…。

「いゃ、あのー、わ、私も少しキツく言い過ぎたかなー?なんて……あはは、は…。」

樹君がじっと見てくる。

これは……ちゃんと謝れとゆー事ですかっ?!
どうしよう……。

つい焦ってしまう。

でも、あんなにキレイなお顔に見つれられたら誰でも焦るだろう。

はぁ……。
やっぱりキレイだなぁ……。

「……は?キレイ?何が?」

………………え?

あれ?声……漏れてた?!

「え、えと…あの…。何でないっす。」

樹君は、よくわからないってを顔してる。

しかし…私も色々とよくわからないのだよ。
なぜそんなに整った顔をしているんだっ!
羨ましすぎる。