幻のお姫様**


…………え?

「何で?」

「何でって……お前以外の女と委員会とかやりたくねぇからだ。」

ポポポンッ

その言葉で、私の顔は一気に赤くなった。

「な……っ!じゃ…じゃあ、委員会入んなきゃいいじゃん。」

噛んじゃったよ……。

「バカ?したら部活サボれねーじゃん。」

はぁぁぁあ?!

「だったら部活入んなきゃいいでしょー?!」

とうとう抑えきれなくなり、大声で叫ぶ私。

「おいっ!そこ二人!仲が良いのはわかったが、今は授業中だぞ。」

「…バカ。」

……はぁ?

「誰のせいで怒られたと思ってんのよ?」

少しイラつきながら言う。