事情を話す。 その間さえ、 学級委員長以外は机とにらめっこだ。 このクラスで一番余裕があるだろう、 委員長が話を聞いてくれた。 「神は、国立大学志望なんですか?」 眼鏡を 上げて聞いてきた。 「…神じゃねぇよ。」 俺は脳内で ボソッと言った。 「…えっと、神?」 俺は何も言わなかった。 外は なぜか晴れ始めていた。 「僕達にに聞くより、 この人に聞くべきだと思うよ。」 そう言って 紙を渡された。