「おい、宗太。
どこ行くんだよ。」


「……。」





外は雨が降りそうだった。

雲が重い。

俺のテスト結果もおもい。


そんなことを考えなから
歩いた。





俺は別校舎にきた。

この校舎にいるやつらは
ほとんど塾とか家庭教師をつけている。



あの『ガリ勉』と呼ばれる、
D・E組だ。


この校舎の誰かを
捕まえて塾の情報を聞こう。



と、思って
廊下を通る生徒を片っ端から捕まえようと
思っていた。






…が、

誰もいない、。






さすがガリ勉。



休み時間にも関わらず、
全員教室だ。

教室の机に
座り込んでいる。





しょうがないから
教室に入る。





あたり前だが
誰も振り向かない。




「おい、誰かいねぇのか?」

あまりにもイラついて
大声をあげた。


…あぁ、喉がいたい。

久しぶりに
大声だしたから喉が違和感だらけだった。



大声出したかいがあったのか、
全員が振り向く。

そして、
小声で話だした。



「なぜ、神がここに?」

そんな言葉だろう。