家に戻った私は

アルバムを取り出した。





でも
結局開かずにベットに寝転がる。


「ふぅ~」





今日も一日笑えていたかな

今日も一日「私」でいられたかな


無理矢理笑ってみせたり

無理矢理「私」を演じた



私の中に「私」をつくっては

逃げようとしていた


でも結局何も変わっていなくて

恐いだけだった



こわくて、
自分を見つめるれない

さびしくて、
誰かにすがりついていた

それがなくなると
どうしたらいいのか全然わからなくなって



つらくて、
その場から逃げていったり

くるしくて、
涙が溢れてしまったり



…だから
今でもぶりっ子して逃げている。