「けほっ」


喉が詰まる。

喉の中に何かが
あるようだ。

魚の骨のとかではなく、
こう…
もっと大きいそんな物。


「ゆかたん、喉痛いの?」

朝の下駄箱、
同じクラスの男子に声をかけられた。



「ん~、
ちょっと変だなぁって…ショボ-ン(❤)」

超ブリっ子で返す。


「えっ?
ゆかたん、風邪?」

他の男子まで集まってきた。



近くで
女子の小さな声が聞こえる。


「みんな、心配しなくても
大丈夫だぉ~!ありがとー><!!」


そう言って
走った。