「おーい、神たんっ!!」

女子達が
二階から手を振る。



教室は涼しそうだ。

コッチは
暑いのに…。



「いやー、
学年トップはすごいねぇ。」

先輩が
腰を下ろした。


先輩が座ったら、
自分も座らなくてはならないだろう。

上から話すのは
失礼だし…。



「…トップだからですよ…。」


「だから?」


「…1番でなかったら
俺の周りには誰も居ません…。」




俺は
グラウンドへ走った。