「おい、宗太。」

今日またチャラ男が
来た。


多分、
このチャラ男と俺は"連んでいる"というのだろう。



「明日、市内行かねぇ?

いい感じの女子、
捕まえたんだけどさぁ…」


俺は
彼を見つめた。

正しくは睨んだ。



「…あぁ、わかったよ。

じゃあさぁ
普通に遊ぼうぜぇ。」


なっ?
って顔をしてくる。

…ウザイ。



「…もう少しでテストだし、
行かねぇよ…。」



ぼそっと
吐き捨てた。





勉強しないと
いい大学入れねぇんだぞ?

と、思ったが
その考えは甘かったと反省する。


そういえば、
コイツらは勉強ができるんだった。




頭のデキが違う。

同じ事を習っても
入ってくる内容や量は違う。


それくらい違う。

だからこそ、
化物クラス扱いされるんだ。