病院を出た所に 母がいた。 何も変わらず、 いつも通りの服装でいつも通りの笑顔で そこに立っていた。 改めて見ると 母はとても小さな人だった。 小柄でどちらかというと 可愛らしい人であった。 こんな小さな人に 俺は頼って来たのか、甘えていたのか、 そう思うもと口に出せない何かが込み上げた。 「いってらっしゃい」 母の言葉に 笑ってうなずいた。