「ゆか、覚えてる?」
私は彼女の隣に座ることも
少し居ずららかった。
「…神影くんのこと、でしょ?」
沙織は
中学生のときの同級生。
3年生の時に
同じ塾のクラスになった。
「…やっぱり。
ゆか、勘違いしてたんだね」
「私が好きだったのは
凛くんの方だよ。」
私は
驚くきはしなかった。
何よりも
彼女が怖かった。
また何か
言われるのではないかと思うと
怖くて怖くてしょうがなかった。
「沙織、そんな話じゃないでしょ」
いつもと違う口調で
ユルカが突っ込んだ。
隣の彼女は
急に地べたに座りだした。


