『放課後、図書室』



いつもの薄い字ではなかった。








私はその紙を手に
放課後、図書室の窓付近に立っていた。







なんか思い出して
鼻歌を歌い出す。





~♪





冷たい風が入る。

もう冬だ。







カサッ






服のこすれた音がした。







「宗太くん…」







私は振り向いた。