これから
どうするのか。
考えようとした。
よくよく
考えて…。
今考えることではないかも…。
と
いう考えにまとまり、
リビングへ戻ろうとした。
「宗太くん?」
心配になって
渡邊さん、ゆかが様子見に来たようだ。
「大丈夫?」
頷く。
「風邪、治らないね?」
頷く。
「戻れる?」
頷く。
「無理しなくても、私と凛くんで
ユルカに教えれるよ?」
俺は首を振り、
彼女を追い越して洗面所を出た。
後ろから
小さい彼女がチマチマ歩いていた。
俺は1度振り向いて、
また顔を戻した。
彼女は首を傾げた。
リビングに戻って
ユルカに教えることにした。
どれくらいの実力か
知らないので一応前のテスト結果を聞く。


