「…いきなり、なんですか?」
…ちょっと
言い方キツかったかも。
ちょっと
不安になる。
なにせ
女子と話すことなんてめったにない。
だから
ただただ緊張している。
どう話せばいいのか
よくわかんないし…。
「…私、わからないこと
たくさんあるんだなぁ…はっ!!?」
しまった。
隣に
人がいるんだった。
「渡邉さんでいっぱいあるとか
私、どんだけあるの?」
顔が青ざめていた。
…この人、
なんか色々バカな気がする。
「…で、何?」
やっぱり
キツイ言い方しかできない。
そんな事、彼女は気にしてないようで
また私に頭を下げた。
「…勉強、教えて下さい」
私は
彼女を見るのをやめた。
反対側の花壇でも
見ていた。
…どんな顔すればいいのか
わからないからだ。
…また、わからないことが増えた。
「…花壇?」
頭を上げた彼女が私の目線の先を
見たようだ。
「…あの花壇、
神の手って呼ばれてるの知ってますか?」
私は
余所見したまま首を振った。
ベンチが揺れた。
どうやら
びっくりしているらしい。
女子の噂とか
私には入って来ない情報だからわからない。
「あの花壇、
神が育てているんですけど、」
あぁ
それなら私も知ってる。
「どうして、花壇なんか
って、聞いた女子のがいるらしんです。」
勇気あるな
その女子。


