数分して リビングのドアから音がした。 …おぉ!! いつものチャラ男だ。 茶色い髪はふわっとした かんじ。 格好も よくわからないけどなんか格好いい。 さっきまでとは まるで別人だ。 「…宗太、行くぜ。」 指に鍵を絡ませて 言った。 俺は 首を傾げたが、彼について行くことにした。 で、家を出て行くまで ついていったところで脚を止めた。 早くしろよ、と 自分の後ろを親指で指差す。 「…お前、 バイクの免許まで持っていたのかよ!?」 少し恥ずかしいが 黙って後ろに乗った。