その発言にピタリと動作を停止して、声のしたほうを見た。 声の主は、男子にしては前髪や後髪の長い、所謂ロン毛に属する人だった。 「え、まっつんなにそれ。緑の…?」 「緑の、細長いやつ」 「筆箱?」 「そ、確かそんな感じのを見た」 緑の細長いやつ。 多分それ私のだ!! くるりと再び不良たちに向き直り、今度は勇気を出して尋ねる。 「そ、それどこにありますか!?」