「ふぃー、相変わらず龍のケーキは美味しいわ」

「どうも」





ケーキを完食し、泉美さんは城ヶ崎くんにその感想を伝えた。


相変わらずってことは、しょっちゅう城ヶ崎くんの手作りを食べてるってこと?


わ、私も……感想くらい…!





「あ、あのっ」

「なに」





ふ、ふぉぉぉっ!


城ヶ崎くんの瞳が私を見てる!


学校では拝めない私服と、寝癖でところどころはねてる髪…。


か、可愛い……っ!!





「うぁ……その、け、ケーキ」





美味しかったです。

は、泉美さんとかぶってて社交辞令っぽくなっちゃうかな。



今度私も一緒に作っていいですか?

こ、これはぶっとびすぎ!




な、な、な、なんて言おう。





ええぃ!女は度胸だ!