昨日の驚いていた城ヶ崎くんの顔が忘れられないまま、休日を迎えた。


城ヶ崎くんは、高梨先生と恋愛関係があると仮説した私を否定した。


私の勘違いのようだった。


その事実に、恥ずかしすぎて城ヶ崎くんの頭から記憶を消したかった。


勘違いほど恥ずかしいものはない。


そして何度も城ヶ崎くんの姿を思い浮かべていると、家のインターホンが鳴った。





慌ててパジャマから服に着替えた私。





やってきたのは、桃ちゃんだった。
急いでお母さんの許しを得て、桃ちゃんを部屋に入れた。




「ごめん」




私の部屋で正座をしながら、第一声は謝罪の言葉だった。


私は訳が分からず、お茶を差し出した。