いつも通り、1人でいたある日のことだ


学校の教室で1人本を読んでいたら

「ねえねえ、なに読んでるの?」



「・・・・・」

1人になりたいのに


「あっ、今1人になりたい、うざいって思ったでしょ」


私は驚いてしまった


「図星か~」


「なんで、私になんか話しかけるの?」



「だって、悲しそうな顔してる」



悲しそうな顔?私が?



「ほんとはみんなの輪に入りたい、羨ましいって思ってる。違う?」



違わない



「過去に何があったかは知らないけど、ここにあなたの過去を知ってる人いる?」



「・・・」