走って走って...
5分で着いた。

「つ、疲れたぁ....」
あたしは一生懸命春についていったから、ぜぇぜぇしてる。
「伊桜は歳とった？」
「....とって、ないから....」
春は息切れてないし、何なんだよ。
「早く買って帰ろうぜ」
「えー....」
家に帰りたいんだけどな....
「....たい」
「え？なに、聴こえない！」
「ゲーセンよりたい」
「春は子供かっ」
本当に春は子供みたいだな。
春と一緒にショッピングモールに入って、ドーナツ屋に行く。

「早く選んでゲーセン行こうぜ」
「うーい」
顔が凄く幸せそう。本当に子供だなー
ドーナツを選び終えて、お金を払ってドーナツをもらう。
「ねぇ、伊桜ー」
「なに、春」
「ドーナツここで食べたい 」
「....ガキかよ」
しょうがなくドーナツ屋の近くのイスに座って食べる。
チョコのついたドーナツをあたしは選んだ。
「....うまぁ！」
「美味しーー」
ドーナツに感動してると、
「お、こんなとこにいたんだー」
この声は....転校生君の声だ
「....転校生君かよ」
「まだその呼び方かー、そろそろお名前で呼んでほしいな」
こんなとこでも会うなんて運命みたい。
そう思った。