2014年4月7日
今日は私の中学校、青龍中学校の始業式。先週彼氏と別れたばっかりだからすっきり気分!あとは彼と同じクラスじゃないことを祈るのみ。ついでに新しい恋に進むのみ!

私の名前は山岸沙羅。中学校3年生。生徒会として生活委員長をつとめていて、放送部に所属している。身長はまあまあ高いほうで、体重も軽いがかわいいわけではないからそんなにモテない。さらに母親譲りで少し男の子っぽい性格。いや、少しではない。友達に男と言われるほどの男の子っぽい性格。しかしそんな私でも恋はする。

8時25分、正門付近でクラス発表が行われている。すでにみんなの歓声が聞こえてくる。私は速やかに3年の場所に行く。元カレは1組だったが自分の名前はなくてほっとした。2組も3組のところにも、自分の名前はなかった。あとは4組だけ。番号は23番。最後から3番目。番号がわかったら、もうすぐ始業式が行われる体育館へと向かった。

新しい先生や担任の先生の発表で笑いが耐えなかった始業式が終わり、新しい教室へと向かった。そして君と出会った。そして私と君の一年間の物語が始まった。

昔、友達から聞いたことがあった。噂か本当かは忘れたが、君が私を好きだったことを教えてもらった。それを思い出したことがきっと私の恋の始まりであったことを私はだいぶあとになってから思い出した。

君の名前は木村陸。みんなからはキムもしくは木村と呼ばれている。細い銀ブチの眼鏡のバレーボール部員。毎朝ランニングをしている。成績は普通よりは少し上。小6の妹が一人いる。将来の夢は警察官。


この一年間の君との思い出は私は絶対忘れたくない。いや、絶対に忘れない。そうでなくては。