「へへっ。」
「お前、何笑ってんだよ、気持ち悪りぃな。」
「なんでもなーい。」
だから嬉しい。
今日は私が中学に上がった日で、本当のところ一年間ずっと行ってみたかった亮ちゃんと同じ学校で。
そんな特別な日に写真、一緒に撮ってくれたことが。
だから、ちょっとお母さんには悪いけど、お母さん今日居なくてもいいやって思えちゃった。
もちろん、来てくれたら嬉しいけど。
私がカシャッとシャッターを切ったときだった。
「おーい、井上!おめぇ、もう下級生に彼女作ったのかよ?」
遠くに人影が見えた。
「るーせ。」
「お前、何笑ってんだよ、気持ち悪りぃな。」
「なんでもなーい。」
だから嬉しい。
今日は私が中学に上がった日で、本当のところ一年間ずっと行ってみたかった亮ちゃんと同じ学校で。
そんな特別な日に写真、一緒に撮ってくれたことが。
だから、ちょっとお母さんには悪いけど、お母さん今日居なくてもいいやって思えちゃった。
もちろん、来てくれたら嬉しいけど。
私がカシャッとシャッターを切ったときだった。
「おーい、井上!おめぇ、もう下級生に彼女作ったのかよ?」
遠くに人影が見えた。
「るーせ。」

