ただいま。

目を閉じてみると、音だけの世界になった。

アハハ

笑い声。

タッタッタッ



違う、これは亮ちゃんの足音じゃない。


目を開けると、ジョギングしていたおじさんが公園の前を通り過ぎて行った。

亮ちゃんの足音はもっと軽やかで。


音なんか、ほとんどしないの。


……亮ちゃん



目を開けると、亮ちゃんが公園に入ってくる所だった。




「くるみ」



泣きそうだ。


「さっきは怒鳴って、わりぃ。叔母さんと何かあったのか?」


亮ちゃんは私の手を引いてブランコから立ち上がらせた。