ただいま。

「とにかく待ってろ。」




プッとそこで通話が切れた。


プープープーという機械的音だけが誰も居なくなった公園に響いた。


時々車が通る音がした。
あとは近くの家から聞こえる笑い声。

明るい、家族の夕飯の風景が連想される。

あの時、お母さんに素直にうんって言ってたらあんなふうに今頃は楽しく夕飯食べれてたのかな?

…無理。
そんなの、無理だよ…

私はブランコに座ったまま、亮ちゃんの足音がしないか、耳をすませていた。