あたしが 愛した黒い虎





目を あけると ミルクティー色に染まったふわふわの髪の毛が目の前にあった

その手はギャルの右手を捕まえていた。


「り、 理央~リオ~くん!」

ギャルの声が 震えているのがわかる。



理央…?
誰、それ。