晴れた日に…

肩の震えが彼に伝わる。

彼の唇が額に触れた。
偶然?キス?

期待してしまう。キスじゃないかって。
この心臓の鼓動は、エーベルトのことではなくこの人と出会えたことじゃないかって。

こんな若い男性と…
と、恥ずかしい思いと裏腹に
もっと、と先を期待する自分がいた。


厚い胸板から彼の体温が伝わる。


そしてもう一度、今度はこめかみにキスをくれた。