次の日、花といつも通り学校に向かっていた。

「優花どうしたの?なんかニヤニヤしてるけど、なんか良いことあった?」

「それがね……」


花に昨日の出来事を話した


「ホントに―!!!その涼介って人学校中ですごく人気だよ!!モテるし」

「そうなんだ…モテるんだ」

「うん、あと何人もの人と付き合ったことがあるんだって!!!でも今は誰もいないらしいけど」

「へ―、そうなんだぁ」

私とは大違いだな…


「ね―ね―、優花さぁ♪涼介のこと好きなの?」

「えっ何で?」

「だって顔赤い~」

「そ、そう?でもちょっとドキドキするかな…」

「それって好きってことじゃん!!!
私応援するよっ☆」

「そうなのかな…まだ分かんないや。でも、ありがとっ♪」

「うん♪なんかあったらすぐ私に相談してね!!」

「もちろん!!花は私の親友だもん」


花の顔が見る見るうちに赤くなっていった。


「花可愛い~♪顔赤いよっ照れちゃって―」

「な、なってないっ!!!もぉ優花ってば―」


そんなことを言ってるまに学校に着いた。

昨日の涼介の可愛い笑顔が忘れられず目で探してしまう。


私がキョロキョロしてると、


「なーにキョロキョロしてんの?もしかして涼介探してるのぉ?」

「ち、違うってば~」


花と話してるとあの可愛い笑顔が目に入った。

一気に顔が熱くなって手に汗がにじんできた。涼介は友達と話してるらしい

はぁ―、緊張してきた―



私が涼介を見てると目があった。

そして涼介はニコっと微笑んで右手を高くあげて「よっ!!!」と言ってきた。

花が隣でニヤニヤしてる


「お、おはよっ昨日はありがとね」

「おぅ、転ばなくて良かったな」

や、優しすぎる…
緊張してうまく喋れないよ~


「う、うん!!」

「また転ばないように気を付けろよ?じゃあなっ」

「うん…またね」


涼介が行ってしまったあとため息がもれた。

もぉ―、緊張しすぎ私!!!


「ゆ―う―か―!!!聞いてる~?」

「へ?な、何?」

「も―、優花ってば緊張しすぎだよ~体カチコチだったよ」

「だって~涼介と話すと緊張しちゃうんだもん」

「まぁ、確かに涼介ってかっこいいよね!!でも、私はタイプじゃないけどね?」

「花ってどんな人がタイプなの?」

「えっとね~頭が良くて優しくて元気いっぱいの人かなぁ」

「へ~、で今好きな人いないの?」

「い、いないよ!!」

「え~絶対いるでしょ!!だな顔赤いよ」

「ま、いつか教えるね」

「うん!!花が話したくなったら教えて」

「ありがとっ♪優花」

「うん!!!」