後日…

「愛瑠、考えたんだが…1人づつ紹介しようと思ってな」
「はい…」
――1人づつだからいいと言い問題でもないけど
「もう来ている、慎君入りたまえ」
「はい」
いかにもgentlemanという感じの人が、部屋に入ってきた。身長は高く、優しそうな瞳が印象的な男性が私の前で立ち止まった。
「初めまして、愛瑠さん。伊壟院慎と言います」
頭をペコッと下げた。