独りぼっちの孤独な姫

和「ただいま…」

いつも通り返事はなく、ただ、リビングから楽しそうな笑い声が聞こえるだけだ。


幸い、私の部屋はリビングを通らなくても行けるため、気づかれないように入ることは出来る。

だから、いつも通り気づかれないように行こーとすると、リビングから喜花と海兄と徠兄が出てきた。

喜「あら、お姉ちゃん。帰って来てたの。」

口元は笑っているが、目は笑っていない。


このタイミングで喜花と会うなんて最悪。


私は、無視してそのまま自室へ行こーとした。


喜「無視しないでよぉ〜(嘘泣き)」

嘘泣き下手だな(笑)

私の方が上手いかもね♪