あの日の君と今の君と




優愛のおばさんと別れてから、あたしは
翔平くんに電話をかけた。



プルルルル~♪プルルルル~♪



「はい、もしもし?」



「…はぁ……はぁ…翔…平くん?
あたし…ありさ…はぁ……だけど……」



「あ~~ありさちゃん♪どーしたの?
そんなに息切れ?してるけど」



「あのさ……はぁ……優愛見てない?」



「優愛ちゃん?見てないけど……
なんかあったの?」



「優愛がいなくなって……」



「えぇ!?優愛ちゃんが!?いつ?」



「わかんない……6時くらいに学校で別れたっきりで…………それに……優愛がいなくなったのも、あたしのせいだし………」



「なんでそう思うんだ?」



「……したから…」



「え?なに?聞こえねーよ……」



「話したの……今日…優愛に…全部……」



「話したって……なにを?」



「記憶がなくなる前のこと……
星夜くんとのこと……お母さんとお父さんのこと…日南ちゃんのこと……
だから、あたし……あたしが……」



「今、どこにいんの?」



「え?……今は、南ヶ丘公園の前だけど……」



「今から行くから、そこにいて?
分かった?」



「……うん……」



「じゃぁ、切るな?」



そーいって、翔平くんは電話を切った。