それから、しばらくして、
ガラガラガラ
すごい勢いで病室の扉が開いた。
すごい息切れで扉のむこう側に立っていたのは……
「…あ…ありさ……と笹月くん……」
「………………ゆ…うあ…ゆうあぁぁぁぁ
ぁぁぁ~~~~~~!!!!!!」
ありさが私に抱きついてきた。
「うっ………いたいよ…ちょっと……ありさ……」
「もう……ほんとよかった……よかった…よかった…」
「ありさ……泣かないでよ……もう……」
「だってだって……」
驚いた……いつも強気なありさが泣くなんて全然思わなかったから……
「あっ……そうだ……優愛に聞きたいことがあったんだけど………優愛が倒れる直前に
「助けて…星夜…」
って言ってたんだけど…………
あれなに?」
一瞬、みんなが固まった。
「あっあれ?あたし、なんか変なこといった?」
「ありさちゃん…それ…ほんとなのか?」
「ほんとだよ……ってかウソついてどうすんのよ…………全く………
優愛、覚えてない?」
「よく覚えてない……ごめんね…
私、あの時すごい必死だったから……」
「そっか……」
私の一言で、ありさも笹月くんも天野くんも一瞬、顔が曇ったのを私は見逃さなかった。

