あの日の君と今の君と



「水瀬 優愛さんは何か昔……記憶障害など
といったものにかかったことは?」



「……記憶障害…はあるわよ……
二年前から……」



「だとしたら…その影響が高いと思われます」



「そんな……でも…目は覚ましますよね?」



「それは本人の回復力次第だと……
ですが、最低でも1週間は昏睡状態になることが多いですね…最悪の場合は一生植物状態のままと言うこともあります……」




頭が真っ白になった。そして、なぜだか怒りがこみ上げてきた。



「………助けてよ………医者でしょ!?
医者なら優愛を助けられるでしょ……
人を助けるために医者になったんでしょ!?ねぇ!!!!」



あたしは先生に向かって手を振りかざした。



すると、
パシッ……翔平くんに手を掴まれた。



「やめろ……ありさちゃんまず落ち着け」



「翔平くん…離してよ!」



「離さない……一回病室出るぞ……
あと頼むわ……星夜…」



「わかった…」



あたしは、翔平くんに手をひかれて病室を出た。