紙ひこうき〜センセとのドキドキ同居生活〜

皆パタパタと席に着く。



「…誰が逃げるかよ、バーカ。」


今回の担任は厄介だなーっと思いながら1時間目の数学を受けた。

よくわからない数式の羅列を見ているうちにボーとしていた。

担任の授業は2時間目の国語だった。


居眠りしてたらさっきみたいにパコッと頭を叩かれた。


これ以上、バカになったらどーしてくれんだよ…。


起こされたせいで、眠さが吹っ飛んでしまった私は小林センセを観察した。

人間観察は嫌いじゃ、ない。


センセは確かに見た目はイケメンだった。

切れ長の目、髪型もダサくはないし、スタイルも良かった。

笑った時のえくぼがギャップで、センセが笑う度にぽわわんってなってる女子が何人も居た。

…私はなんないけど。