ガタ…


襖をそーと開けた。


…見なきゃ、よかった。

そう直感的に感じたのに、私は一歩足を踏み入れ、その部屋の電気のスイッチを押した。

床には女の人のボストンバック。

机には女の人の化粧品とか香水とか…センセとの写真とか。


カノジョ…居るって言ってたもんね。っていうかそれなら私なんか泊めて大丈夫なの?

私は電気を消して部屋を出た。




「そっか…私、センセにとって子供だからかー。」


たかだか13の女子。

センセはもう社会人。