紙ひこうき〜センセとのドキドキ同居生活〜

「へー、いい度胸してんじゃん?」

ボキッと拳を鳴らし、バイクから降りた。


ヤバイよっ
優雅強いから、センセ怪我する前にあっち行って…

「日菜子、行くぞ。」

センセがいきなり、走り出した。



「ひゃっ…」


私は無理やり、駅の構内に引きづられた。

「離してっ…離せよぉ!」


センセはたまたま来た快速に飛び乗った。


「馬鹿野郎…。心配させんなよ。」

え?なんでセンセに言われてるの…
心配頼んでないよ。


「センセ…いいよ。心配なんてしたら、自分が巻き込まれるよ?」