紙ひこうき〜センセとのドキドキ同居生活〜

夜、7時。

新宿行きの電車に乗る。

私、あと数時間後には…あの黒龍に入るんだ。

入りたくても入れない人とかいっぱいいる、あの黒龍。

四月に、友達の誘いで黒龍の仲間の所に行ってみたら…
優雅っていう幹部の男に気に入られた…


優雅は優しくてバイクに乗れて、家はお金持ち。
私には充分、魅力的だった。

今の泊まっている友達の家も優雅の紹介だ。

「優雅!」


新宿の駅からすぐのところに優雅はバイクに跨っていた。

「ほら、乗れよ。」