先生は凝りもせず、放課後わざわざ私を呼び出した。


「あずみんいいなー、小林先生と二者面談!」


とか、萌絵は言っていたけど、私は正直、帰りたくて仕方ない。


今日は黒龍の大事な集まりが夜からあるらしい。

私はそこで入るか、入らないかの返事をしなくてはならない…。


「センセ、もう私と十分話したでしょ?」


椅子に座ろうとする先生を前に私は立って話を片付けようとした。