紙ひこうき〜センセとのドキドキ同居生活〜

「まぁ、それもお前の人生じゃないの?」


小林センセもやっぱりそういうタイプかぁ。

私に関心なんて、ある訳ないよねぇ。

あったらあったで逆にウザいし?

トントントン

下からハシゴを登る音が近づいて来る。

やがて、センセの顔が寝転んでる私の視界の隅に入る。

センセはさっき、私の落としたステッカーを私の頭上でヒラヒラとさせた。

「ありがとう、返してよ。」

手を伸ばした次の瞬間だった。


ビリビリ

いっそ気持ちいいくらいの音を立てて、そのステッカーは私の前で真っ二つに破かれた。


「けどな、担任としてはふざけんなって思うよ。」

ビリ、ビリ、とステッカーは段々小さくなって行く。


「…っ何すんのよ!」

私は思わず、飛び起きた。

粉々になったステッカーは私の頭の上にヒラヒラとふりかけられた。