「あ、い、り?」
「あ………起きた?」
泣いていたらいつのまにか起きていた
「大丈夫?怪我?」
「大丈夫だよ。ほら元気、元気っ……」
「無理しないほうがいいよ?」
「おぅ。それより俺の心配すんなよ」
「だって………」
「たしかにこの体のせいでサッカーだけが生きがいで、できなくなったけど、それよりも大切な人を守れたからよかった。」
「え、ありがと。優、大好き」